環境 デザイン
ENVIRONMENTAL DESIGN

 2010年のNAGOYAは、日本の情報と技術の中枢を果たす都市になるだろう。
 今、シンボリックな未来都市をデザインする。

English

        

        

  Prologue

 名古屋の副都心Symbiosis Cityは、日本と海外をつなぐ都心の玄関口である。
 横浜や神戸のようなエキゾチックな雰囲気と違い、
 コスモポリスのイメージが漂うここには、21世紀を象徴する最先端の感性と、
 人間味あふれる明るい南太平洋のリズムがある。
 人は、地域や世代を越えたコスモポリタンであることを感じるだろう。
 今、中部新国際空港から出発した超伝導シャトル船が静かにOe Riverを上って行く。
 シャトル船の乗客の顔には幸福感が見える。
 行く手に、東洋一の高さを誇る巨大なSymbiosis Towerが見えてきた。
 陽光にきらめくこの美しいタワーは、
 人・もの・自然の共生をテーマに未来都市のシンボルとしてデザインされたものだ。
 そしてこのタワーを取り巻くSymbiosis Cityの5つのゾーンは、
 シンフォニーを奏でるかのように、調和しながら、人と都市に機能する。