あいちここだけの話

名古屋ゾロ目祭りの謎



 みなさんは御存じだろうか。名古屋で「ゾロ目祭り」なるものが行われていることを。
 平成2年2月2日以降、毎年『ゾロ目』の日に開催され、今年ではや10周年。
  一体、それはなんだろう。名古屋の観光協会に問い合わせると、「それは、名古屋市がやっているイベントではないので、詳しくは分からない」との返事。ナゾは深まる一方だ。
 例えば、資料によると、平成4年4月4日は、からくり山車4台が若宮大通り公園に集結、平成8年8月8日には名古屋88景絵画展が開催され、平成9年9月9日には名古屋の90歳以上のお年寄り99人に肖像画がプレゼントされたらしい。
 共通項は、いずれも「若宮大通り公園」で開催されていること。それを手がかりにさらに調べていくと、意外な事実が判明した。

 「ゾロ目祭りは、大須と栄の商店街が共同で開催しているイベントです。『交流が少なくなった大須と栄で協力して名古屋を盛り上げるイベントをやろう』ということで、両地区のまん中にある若宮大通り公園で毎年この祭りを行うことにしたのです(センチュリーフェスタ実行委員会)。」

 100メートル道路の「若宮大通り」によって交流が減ってしまった栄と大須。ゾロ目祭りは、そんなふたつの地区のかけ橋となってきたのだ。

 「この催しには『21世紀へのカウントダウン』という意味もあります。平成13年13月13日はありませんので平成12年12月12日が『年月日』がゾロ目になる最後の日、しかも、20世紀最後の月です。実際、ゾロ目祭りのことを『センチュリーフェスタ』とも呼んでいます。あと、せっかくやるなら、どこにもないオリジナリティー豊かなものをつくろうと思いました。『ゾロ目』の日に祭りをするのは名古屋だけでしょう(ゾロ目祭り企画者・藤原歳久氏)。」……確かに。

 祭りの内容は毎年違うが、確実に名古屋に根づいていったものもある。『和泉狂言』は平成2年2月2日から毎年行われてきたし、『まるはち音頭』(作詞/石本美由起・作曲/四方章人・歌/多岐川舞子・日下部正八)は、平成8年8月8日のゾロ目祭りでお目見えした後、毎年8月8日『まるはちの日』のメインイベントとして毎年400人以上を動員するまでになった。
 平成12年12月12日のファイナル・ゾロ目まつりは、10年間の最後を飾るにふさわしいラインナップだ。まず、11月17日から栄〜大須PALCO間のイルミネーション点灯、続いて『街頭クリスマス・リースコンテスト』が行われ、ひとあし早く気分を盛り上げる。
 12月12日は平日(木曜日)だが、立て続けに行われるイベントは16日の日曜日まで及ぶ。自分のセンスでデザインした服を商店街の人が審査する『ファッションコンテスト』、小室哲哉プロデュースのユニットの課題曲と自由曲を踊り、優勝者がニューヨークに行ける『ダンスコンテスト』などだ。

 ゾロ目祭りの存在を知らなかった人も、知っていたけれど行ったことのない人も、出かけてみてはいかがだろうか。


監修・発行 JH日本道路公団名古屋建設局
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