ご挨拶

21世紀のキーワードは「環境」です。私たちは便利で快適な生活を追い求め過ぎた代償として、環境を汚染してしまいました。今私たちひとり一人に必要なことは、環境に対する意識改革です。環境会議所は志ある者が集い、「環境問題」に対して何をすべきかを考え、提案・実践し、環境保全と企業活動が調和した、バランスの取れた循環型経済社会システムへの変革を推進、万物が共生できる豊かな環境を取り戻し、それを次世代に伝えることを目的としております。

環境会議所では、環境保全に関する勉強会(フォーラム)を毎月一回程度「環境と健康フォーラム」と題して開催してまいりました。さらにグローバルな視点をもった活動として、国際シンポジウムを一年に一回程度の開催ですすめており、NPO・NGO団体への支援も積極的に行ってまいりました。

 当環境会議所は、特定非営利活動法人を日本国内閣府のご承認をいただき、各種の運動を続けてまいりました。かねてより、京都議定書で日本が約定した温室効果ガスの削減については、多くの情報を収集、調査をいたしPR活動をしてまいりましたが、各企業におかれ具体的な取組のむずかしさを感じております。

しかし、日本はいまやCO2削減は急務となってまいりました。京都議定書の約定を達成しなければなりません。各企業の方々は環境改善は大きな資金がかかる、具体的な改善方法がわからない、生産(利益追求)第一で環境改善はあとまわしが実情かと存じます。

当、環境会議所は、常に環境改善とコスト削減に結びつけCO2削減を考え情報収集をいたしており、日本国内の省エネが重要であります。すでに、日本の民間企業は途上国から、CO2排出権の買い取りが始まりました。06年度購入費54億円、今後5年間で3千億円を越すと言われております。

今後、更に日本国内での「省エネ」を基本的に取組むことが大切です。

なお環境会議所は会員および関係団体の寄付により事業を行い、事務局運営、企画・総合プロデュース、催事運営など、全てスタッフがボランティアにより行っております。

今後とも、ご支援ご協力くださいますようお願い申し上げます。
                                    
                                                
理事長 藤原 歳久